2011/12/16
マドンナの映画監督への次なる進出となる皇室の恋愛物語『W.E.』が12月15日の朝、ベスト・オリジナル・スコアとベスト・オリジナル・ソング(新曲「マスターピース」)の2部門でゴールデン・グローブ賞にノミネートされた。
ゆっくりしたテンポのムーディなバラードは彼女の1990年代のサウンドを思わせるシンプルなプロダクションで、歌詞は映画のラブ・ストーリーに結びついたエモーショナルなものになっている。「私はあなたのすぐ隣にいる」とコーラスでマドンナは歌う。「真夜中でも、私は傑作の前に立っているの」
ジェームス・ダーシーとアンドレア・ライズボローがエドワード8世とその恋人、ワリス・シンプソンに扮する『W.E.』は1936年に離婚歴のあるアメリカ人と結婚するために国王が退位した物語を描いている。
映画自体は2月まで公開されないが、ロッテン・トマトス(映画の採点サイト)では30%という低評価のこの映画、主な演技や最優秀映画のカテゴリーではノミネートされていない。ハリウッド・レポーターはマドンナの2度目の監督作品を「目や耳を楽しませてくれるが、魂に訴えるものに欠けている」、サロンはまったくの駄作とするには「あまりにもバカげている」と酷評している。
マドンナは2008年にロンドンに暮らすウクライナ人のジプシーと二人のルームメイトを描いた『フィルス・アンド・ウィズダム』を監督した。
その他オリジナル・ソングにノミネートされたのは、エルトン・ジョンの「ハロー・ハロー」(『グノメオ・アンド・ジュリエット』)、 クリス・コーネルの「ザ・キーパー」(『マシン・ガン・プリーチャー』)、シニード・オコーナーの「レイ・マイ・ヘッド・ダウン」(『アルバート・ノブス』)、メアリー・J.ブライジの「ザ・リヴィング・プルーフ」(『ザ・ヘルプ』)だ。
オリジナル・スコアでは今年『ザ・ソーシャル・ネットワーク』でオスカー賞を獲得したトレント・レズナーとアッティカス・ロス(『ザ・ガール・ウィズ・ザ・ドラゴン・タトゥ』)もノミネートされている。
同賞に他にノミネートされているのは、ルドイック・ボース(『ジ・アーティスト』)、ハワード・ショア(『ヒューゴ』)、ジョン・ウィリアムス(『ウォー・ホース』)などだ。
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